カルーセルとは?
Owl Carouselは、カルーセル機能実装jQueryプラグインです。
カルーセルとは、画像等のアイテムを複数並べて、それらを自動もしくは手動(マウスやタッチ)で左右(もしくは上下)にスライド表示させる機能です。
下記、Owl Carousel 2公式サイトトップページで動く様子を確認できます。
Home | Owl Carousel | 2.0.0-beta.2.4
弊社では過去に、初代Owl Carouselについての記事も書いていますので、そちらも参考にしてください。
シンプルだから機能もデザインもかんたんにカスタマイズできるjQueryのカルーセルプラグイン “Owl Carousel” | htmlコーディングパートナーの小棹制作所
Owl Carousel 2の特長
OWl Carousel 2の特長をdemoを見ながら確認します。
設置方法についてはそれぞれのリンク先にあるデモページ内「Set up」の項目を参考にしてください。
また、この記事の後半でもかんたんな解説をしています。
基本的な記述にオプションを記述することで下記、もろもろの仕組みを実現できる仕様です。
無限ループ
アイテムが最後までスクロールした際に、最初のアイテムが表示される機能です。
Basic Demo | Owl Carousel | 2.0.0-beta.2.4
オプションの、loopをtrueに設定することで実現します。
オプションの設定方法については後述します。
レスポンシブ対応
ブレイクポイントを設定し、そこで区切った範囲ごとにオプションを記述できます。
Responsive Demo | Owl Carousel | 2.0.0-beta.2.4
アイテムの中央配置
Center Demo | Owl Carousel | 2.0.0-beta.2.4
必要なオプションは
center:true
です。
アイテムの大きさを調整できます。
タイトルの通り、アイテムの大きさをブロックを基準にして、変更できます。
Merge Demo | Owl Carousel | 2.0.0-beta.2.4
必要なオプションは
merge:true
さらにhtml側の各アイテムに
<div class="item" data-merge="1"><h2>1</h2></div>このようにdata-mergeという項目を記述します。
この部分の数値を変えることで、ブロック1個分、2個分〜のように大きさを変更します。
また、スタイルを入力することでも、大きさの調整が可能です。
Auto Width Demo | Owl Carousel | 2.0.0-beta.2.4
ナビゲーション機能
ナビゲーション・メニューを設置することができます。
Url Hash Navigation Demo | Owl Carousel | 2.0.0-beta.2.4
オプションは
URLhashListener:true
です。
両端のアイテムを見切れさせる
左右両端のアイテムを少し見切れさせて配置できます。

オプションは
stagePadding: 50
ここの数値で幅を調整します。
ほかにも豊富な機能が満載
上記はあくまで、ベーシックな機能です。
これ以外にも、自動アイテム送り機能、Youtube等動画の埋め込み、かっこいいアニメーションなど、多彩な機能が用意させています。
詳細は、下記を参考にしてください。
Demos | Owl Carousel | 2.0.0-beta.2.4
設置方法
ここからは、Owl Carousel 2の設置方法を見ていきます。
ダウンロード
下記、公式サイト、「Getting Started」ページ内中程にある、「Library」項目にある「Owl Carousel Source – 2.0.0-beta.2.4」というリンクからダウンロードするのが最も良さそうです。
Welcome | Owl Carousel | 2.0.0-beta.2.4
CSSを読み込む
使用するCSSは上記フォルダ内、dist>assetsフォルダ内の
owl.carousel.min.cssと
owl.theme.default.min.css
のふたつです。
これを通常のCSSを読み込むのと同様に、htmlファイルのhead内に記述します。
例:
<link rel="stylesheet" href="owlcarousel/owl.carousel.min.css"> <link rel="stylesheet" href="owlcarousel/owl.theme.default.min.css">
JSファイルを読み込む
こちらはjQuery本体と、distフォルダ内owl.carousel.min.jsファイルをhtmlに読み込ませます。例:
<script src="jquery.min.js"></script> <script src="owlcarousel/owl.carousel.min.js"></script>
jQuery本体のダウンロードは下記から。
jQuery
htmlを記述する
下記、もっとも基本的なカルーセル部分のhtmlの記述です。<div class="owl-carousel"> <div> Your Content </div> <div> Your Content </div> <div> Your Content </div> <div> Your Content </div> <div> Your Content </div> <div> Your Content </div> <div> Your Content </div> </div>
プラグインの呼び出し
プラグインの呼び出しと、オプションを記述します。
<script> $(document).ready(function(){ $(".owl-carousel").owlCarousel(); }); </script>
場所は上記jsファイルを読み込んだ下辺りがよいでしょう。
コード内の”.owl-carousel”という記述は、htmlのカルーセル部分のdivをowl-carouselというクラスで囲ったケースの記述になります。
たとえば、くくるdivのクラス名をCarousel-containerとした場合は、プラグイン呼び出し内の記述もあわせて”.carousel-container”とします。
もっとも基本的なカルーセルは以上となります。
より詳しい設定方法を知りたい場合は下記、公式サイトを参考にしてください。
Welcome | Owl Carousel | 2.0.0-beta.2.4
オプションの記述場所
オプションの追加は上記したプラグイン呼び出しコードに、下記のように記述していきます。
オプションを複数記述する場合は、オプションごとにカンマで区切って記述します。
<script> $('.owl-carousel').owlCarousel({ loop:true, margin:10, nav:true }) </script>
すべてのオプションについては、下記のページを参考にしてください。
Options | Owl Carousel | 2.0.0-beta.2.4
対応ブラウザ
公式サイト内の 記述によると、以下のブラウザで検証済みとのことです。
chrome/firefox/opera
IE7/8/10/11
iPad Safari
iPod4 Safari
Nexus 7 Chrome
Galaxy S4
Nokia 8s Windows8